常睡市庁舎の歴史
常睡市(つねのずいし)
〔初代〕
1877年4月~1880年2月
2階建て木造、名家であった非起眠(ぴぎのみん)家の一部を仮庁舎として使用。
なお、建物は現存しており一般開放されている。2023年現在、入場料は5万3174円(現金払いのみ可、ただし1万円札は使用不可)である。
〔2代目〕
1880年2月~1913年5月
5階建てレンガ造り。当時、常睡市で一番高い建物で注目を集めた。
33年間にわたって使用され、現在までにおける最長記録である。
〔3代目〕
1913年5月~1917年2月
11階建てレンガ造り。2代目の隣に建設され、先代を大きく上回って市内で最高層の建物となった。
しかし、安全性を無視した建築であり、1917年2月に突然倒壊した。早朝であったため、けが人はいなかった。
〔4代目〕
1917年2月~1919年6月
平屋建て木造の仮庁舎。倒壊事故からわずか2日後に完成。3代目のさらに隣に建設された。
〔5代目〕
1919年6月~1931年1月
4階建て木造。放火のため消失したが、深夜のためけが人はなし。犯人は現在に至るまで不明のままである。
〔6代目〕
1931年1月~1950年4月
平屋建て木造。当時は仮庁舎として建設されたが、結果的に19年間も使用された。
〔7代目〕
1950年4月~1951年3月
13階建てコンクリート造り。開庁から1年後の1951年3月に突然倒壊し、約300名ものけが人を出したが、奇跡的に死者はいなかった。
〔8代目〕
1951年3月~1952年7月
2階建て木造、一般人の民家を仮庁舎として使用。住人の反対を押しきっての利用であり、市民の反発を招いた。
〔9代目〕
1952年7月~1953年11月
2階建て木造、当時の副市長の自宅を仮庁舎として使用。
副市長からは「未来永劫、我が家を市役所として使っていただきたい」との申し出があったが、市長はそれを拒否し1年半ほどで使用終了となった。
〔10代目〕
1953年11月~1960年8月
7階建てコンクリート造り。
1960年8月、震度1の地震により倒壊。市は「地震が原因で倒壊した」と説明したが、多くの市民から「ずさんな工事が原因ではないか」という声が上がった。
〔11代目〕
1960年8月~1962年6月
5階建てコンクリート造り。1958年10月に閉店した旧・零凶デパートの建物を利用。
〔12代目〕
1962年6月~1979年10月
地上1階・地下11階建てコンクリート造り。度重なる倒壊への対策として地下の庁舎が建設されたが、当時の市民からは不評であった。
〔13代目〕
1979年10月~1987年9月
16階建てコンクリート造り。
1987年9月、何者かにより内部に爆弾63発が仕掛けられ倒壊した。深夜のため人的被害はなかったが、犯人は未だ不明のままである。
〔14代目〕
1987年9月~1988年3月
平屋建て木造。山奥の廃屋(当時で築50年程度とされる)を利用したが、住民からのクレームが相次ぎ、再度の移転を余儀なくされた。
〔15代目〕
1988年3月
2階建てコンクリート造り。
先代庁舎にクレームを入れた住民の一人であるX氏(当時27歳、一人暮らし)の自宅を市が無断で利用した。X氏が旅行で自宅を空けている最中の3月20日(日・祝)~21日(月・休)、こっそりと移転作業を行った。
翌22日(火)に新庁舎での業務を開始したが、25日(金)15時30分頃、X氏が帰宅。X氏は市役所と化した自宅を見るなり激怒、その場にいた人々を巻き込む大暴動となった。その結果、X氏・市長・副市長・職員9名・利用客21名の計33名が逮捕された。死者はなかったが、71名ものけが人(逮捕者33名全員を含む)を出す大事件となった。
庁舎として使用されたのはわずか4日間であり、現在までにおける最短記録である。
〔16代目〕
1988年3月~1991年7月
地上8階・地下1階建てコンクリート造り。1976年1月に閉店した旧・呂眠善(ろみんぜん)百貨店の跡地を利用。
仮庁舎とはいえ12年間放置された建物の利用で、市民からは非常に不評であった。
〔17代目〕
1991年7月~1996年12月
地上34階・地下6階建てコンクリート造り。耐震性への問題を理由としてわずか5年半で移転、建物はすぐに取り壊された。
〔18代目〕
1996年12月~1999年8月
9階建てコンクリート造り。1999年8月、火災により消失。早朝のためけが人はなし、出火の原因は不明である。
〔19代目〕
1999年8月~2000年11月
平屋建て木造の仮庁舎。屋根が半分ないなどのあまりにも雑な造りであり、市民からはクレームが殺到した。
〔20代目〕
2000年11月~2008年7月
7階建てコンクリート造り。
2008年7月に突然倒壊したが、深夜のためけが人はなかった。当時の市長は「またまた短命で終わりましたね。へへへ」と会見し、市民の猛反発を招いたため退職へと追い込まれた。
〔21代目〕
2008年7月~2009年9月
2階建てコンクリート造り。
市職員の一人であるQ氏の自宅を仮庁舎として利用。好評であったため「ずっとここがいい」という声が次々と上がったが、Q氏からの要望により1年で利用を終了した。
その後、ネット掲示板でQ氏への誹謗中傷が相次ぎ、168名もの逮捕者を出した。
〔22代目〕
2009年9月~2013年5月
6階建てコンクリート造り。2013年5月、落雷による火災で消失。早朝のためけが人はなかった。
〔23代目〕
2013年5月~2013年7月
平屋建て木造。山奥の廃屋(当時で築100年以上、廃屋になってから40年以上と言われている)を利用した仮庁舎であったが、市民からのクレームが相次いだため再移転。
〔24代目〕
2013年7月~2015年2月
2階建て木造。街中の立地ではあったがまたしても廃屋の利用であり、市民からは不満の声が相次いだ。しかし、その声を無視して1年半の間利用を継続した。
〔25代目〕
2015年2月~2022年5月
10階建てコンクリート造り。
耐震性に問題のない造りとされたが、市長の「建物を長期間にわたって利用するのは、常睡市らしくない」との声により2022年5月20日(金)をもって利用終了、建物はその後すぐに取り壊された。
ネット掲示板やSNSでは多くの称賛の声が上がり、市民の一人であるV氏は市長へ14億2093万7879円(すべて現金)を寄付した。
〔26代目〕
2022年5月~
地上21階・地下2階建てコンクリート造り。
実は2017年より建設が進められており、当初から先代庁舎は短期間の利用予定だったのではないか、と言われている。
震度7の地震でも全く揺れず、建物内でマッチを着火できないほど防火性に優れており、また防犯カメラを約6000台設置しているため安心して利用できる、と市は説明している。
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