睡田家
更新日:2023年9月26日
え、今そこで寝る?!?!
いつでもどこでも爆睡する一家のお話。
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【登場人物】
《睡田家(すいた け)》
●睡田 眠作(みんさく)
[1913.11 - 2002.2]
みんの夫、眠吉の父、眠男・眠郎の祖父、眠香・眠也・眠奈・眠太の曾祖父。
故人であり、2人目の曾孫・眠也が生まれた約1ヶ月後に88歳で死去している。妻・みんより6歳年上。7人兄弟(男・女・男・"男"・女・女・男)の4番目、三男である。
生前は「爆睡の神様」と呼ばれており、家の中はもちろん、仕事中も常に爆睡し、誰に何を言われようとその姿勢を貫いた。息子や孫には「睡眠の大切さ」・「爆睡の魅力」をことある度に語っていた。
「爆睡」の家系は眠作から始まっている。7歳の頃(1921年7月)、謎の洞窟に迷い込み、そこで眠ってしまったことがきっかけで「爆睡」の能力を得た。それが眠作の子孫・その配偶者にも受け継がれている。
もともとは「銀作」という名前だったが、15歳の頃(1929年2月)に「眠作」へと改名した。同時に、名字も「水田」(すいた、読み同じ)から「睡田」へと変更した(他の家族は変更せず)。
両親(眠吉の祖父母、眠男・眠郎の曾祖父母、眠香・眠也・眠奈・眠太の高祖父母)や兄弟姉妹からは居眠りする度によく怒られ、最後は呆れられたという。眠作は、最初こそ戸惑っていたが、だんだんと居眠りの魅力を知っていった。
●睡田 みん《103→104》
眠作の妻、眠吉の母、眠男・眠郎の祖母、眠香・眠也・眠奈・眠太の曾祖母。
家族の中で最も睡眠が嫌いであり、普段は1日2時間しか寝ないが、月1~2回程度、丸一日寝ることがある。
家族のことがとにかく心配であり、バスや電車、タクシーを使ってでも孫の職場、曾孫の学校などに様子を見に来ることがある。家族からは「みんばあ」と呼ばれている。
●睡田 眠吉(みんきち)《77→78》
[1945.6 - ]
眠作・みんの長男(一人っ子)、眠子の夫、眠男・眠郎の父、眠香・眠也・眠奈・眠太の祖父。
定年退職後、家で寝てばかりの生活を送っていたが、2年前からYouTuberとして活動している。
ただ眠るだけの動画を毎日投稿しており、少しずつ再生回数が増えている。主に、夜寝ているときの動画、家のいろいろな場所で昼寝する動画を投稿している。
●睡田 眠子(ねむこ)《74→75》
[1948.8 - ]
眠吉の妻、眠男・眠郎の母、眠香・眠也・眠奈・眠太の祖母。
外で昼寝することを趣味としている。一番よく行くのは近所の公園であり、ベンチでひたすら爆睡している。その様子は近所でも有名になり、時々サインを求められることさえもある。
日中外でよく寝ている分、家ではあまり眠れないようで、息子の妻(義娘)・眠美ができなかった家事を夜中にこなす、というスタイルを確立している。
●睡田 眠男(ねむお)《48→49》
[1974.4 - ]
眠吉・眠子の長男、眠作・みんの孫、眠郎の兄、眠美の夫、眠香・眠也・眠奈・眠太の父。
眠吉・眠子の長男。とあるIT企業に勤めている。仕事中はほぼ常に寝ているが、長年それを貫いているので周りからは黙認されている。
実は起業を考えており、家では「睡眠」をビジネスにできないかどうか一生懸命調べたり考えたりしている。もし起業に成功したら、弟・眠郎を会社に入れるつもりである。
●睡田 眠美(ねむみ)《47→48》
[1976.3 - ]
眠男の妻、眠香・眠也・眠奈・眠太の母。旧姓・起田(おきた)。
専業主婦。洗濯、掃除、料理、ありとあらゆる家事の最中に眠気に襲われている。
料理中に居眠りして何度もケガしてしまったので、できるだけ安全に料理できるよう工夫している。熱湯ではなくぬるま湯でゆっくりと茹でる、包丁ではなくスプーンを使って切る、などである。
●睡田 眠郎(ねむろう)《44→45》
[1978.9 - ]
眠吉・眠子の次男、眠作・みんの孫、眠男の弟、眠香・眠也・眠奈・眠太の叔父。
中学校卒業以来、30年間無職を貫いている。家ではほぼ24時間眠りっぱなしであるが、寝たきりの病気という訳ではない。
眠ることが趣味かつ特技であり、それを職業にできないのが悩みである。寝るときに「眠郎、眠ろう」と言うのが口癖。
●睡田 眠香(ねむか)《23→24》
[1999.10 - ]
眠男・眠美の長女、眠吉・眠子の孫、眠作・みんの曾孫、眠郎の姪、眠也・眠奈・眠太の姉。
現在、六浪中の大学浪人生。普段は居眠りすることは比較的少ないが、本番にとても弱く、受験本番では毎年爆睡し失敗している。
車の運転中もよく眠くなるようで、いつも音楽を最大音量にして聴いている。爆睡して事故を起こす寸前になったことも何度かあるが、必ず直前に目覚めて事故を回避する能力があるらしい。
休日はかなり寝溜めするタイプで、1日19時間寝ている。
●睡田 眠也(みんや)《21→22》
[2002.1 - ]
眠男・眠美の長男、眠吉・眠子の孫、眠作・みんの曾孫、眠郎の甥、眠香の弟、眠奈・眠太の兄。
本作の主人公。兄弟姉妹の中でただ一人、「眠」が「みん」読みなのは、父が祖父や曾祖父に似てほしい、との想いを込めて名付けたためである。
現在、大学4年生である。授業では常に眠り、就活の面接でも眠るというスタイルを貫いているが、誰にも理解されず苦労している。
授業中に寝ていることを注意された際は、「先生の授業って、眠る価値がありますよね」と言っている。テストでも爆睡するので、落単が多く進級するのがやっとである。
●睡田 眠奈(ねむな)《16→17》
[2006.8 - ]
眠男・眠美の次女、眠吉・眠子の孫、眠作・みんの曾孫、眠郎の姪、眠香・眠也の妹、眠太の姉。
現在、高校2年生である。授業中はいつも寝ており、テストのときでも構わず眠りにつく。
「睡眠部」という部活を新たに立ち上げ、その部長として積極的に活動している。現在、部員は眠奈含め4名いる。他の人に「睡眠部」と言うと、必ず「スイミング?」と聞かれている。
●睡田 眠太(ねむた)《12→13》
[2010.5 - ]
眠男・眠美の次男、眠吉・眠子の孫、眠作・みんの曾孫、眠郎の甥、眠香・眠也・眠奈の弟。
現在、中学1年生である。授業中はよく寝てしまうが、それは良くないと思っており悩んでいる。
勉強好きであり、部活には入らず毎日塾に通っている。
《その他の親族》
●起田 朝太郎(あさたろう)《82→83》
[1940.7-]
夕子の夫、眠美の父、眠香・眠也・眠奈・眠太の祖父。
睡田家のいつでもどこでも眠る様子を最初見たときは非常に驚いていたが、次第に「面白い人たちだ」と思うようになり、娘・眠美の結婚を許可した。
●起田 夕子(ゆうこ)《76→77》
[1946.12-]
朝太郎の妻、眠美の母、眠香・眠也・眠奈・眠太の祖母。
睡田家の人たちに会うと、眠気を感じてしまうようになった。
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【家系図】
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【時代設定】
2023年4月1日(土)~2024年3月31日(日)
の1年間(366日間)。
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